【本】悪魔とのおしゃべり

「笑えるスピリチュアル」というブログを運営している著者の本。

辞書並みに分厚い本で、なんと574ページもある。けど、あっという間に読めてしまう。

以前、同じ著者の「神様とのおしゃべり」や「笑えるスピリチュアル」という本は読んだことがあったので、著作の雰囲気は知っていたが、この「悪魔とのおしゃべり」はなかなか斬新だった。

スピリチュアルや潜在意識、量子物理学に興味がある人なら、聞いた事はあるであろう、「願いは全て叶っている」「ワンネス」「宇宙には時間がない」と言ったことを、丁寧に、くどくどと(笑)、わかりやすく、疑り深い人でも納得し理解ができるように書かれている。
なぜなら、主人公「みつろう」が非常に疑り深い超俗人だから。私たちの代弁者。

私が、今神様ではなく悪魔の言葉に惹かれたのは、「正しさ」こそ、世界をダメにしている、とメッセージされているからだ。人間を苦しめているのは「正しさ」なのだ。

「**が欲しい」という願いがあるとすると「**が欲しい」が叶うのが世界の仕組み。つまり、「**」は得られない状態が叶っている。
宇宙視点から見ると、こういった人間らしい体験をするために、地球で生きているらしいんですね。なので量子力学で言われる「観測者」目線になると、「ああ、**が欲しい、という体験が叶ったのね、おめでとう!!」となるわけ。

こういう説明を聞いて、はあああああ?!となる人が多いですよね。私も最初意味がわからなくて混乱しました。望みを願って何が悪いんだ?願っているのになぜ叶わないんだ?ってこと。

ちなみに、昨夜私が見た夢は、私が空を自由に飛び回っているもの、だった。世界を創造できるのであれば、なんでも出来るよね!?と思いながら寝たからだ。夢の中といえば、それまではうまく飛べなくて、地面すれすれをやっとこさ飛んでいるような夢が多かったので、自分の思うように空を駆けれた、というのは物凄く気持ちよくて、開放感があった。「空を飛ぶ」という願いが叶った。