【本】「違うこと」をしないこと

久しぶりに読んだ「吉本ばなな」さんの本。昔は好きでよく買って読んでいたのだけれど、スピリチャルになりすぎて敬遠していたものが、物凄くスピリチャルな本で戻ってきました。

年上の人生経験豊富な友達に勧められて読みました。

本の中で気になった箇所を書き出しておきます。メモ。

今の三十代くらいの人たちはもう、周りに振り回されているうちに、自分のことがわからなくて苦しいというんじゃなくて、そもそも土台となるはずの「自分がない」っていう若い人が増えてるんじゃないかって感触があります。

父が亡くなる前、最後に対談した時に言われたんですよ。書いてるものが澱んでる、濁ってる、なんか「そういうことが最近あるね」って。なんでだって聞いたら「それは自信を失っているからですよ」って言われて、「えっ。自信ってどうやって取り戻したらいいんですか」って聞いたら、「そんなの簡単です。今取り戻せばいいんです。今ここで」って(笑)。お父さん、若干ボケてたし、その時は何言ってんだよと思ったんだけど、今になってすごい理解できますね。本当に、その通りだなと思って。

自分の自然の流れに沿っていく。

亡くなった方が言ってくることって、共通してるんですよ。みんな、「言いたいことはもう何もないから、ただ笑ってて」って。笑顔しかもとめてないんです、亡くなった人って。(CHIE)

「大半の地球人は、西洋的価値観に洗脳されて、時間は過去から未来に流れていると思い込んでいるけれど、それは違う。それが戦後教育の最大の欠陥で、時間は未来から過去に流れている。江戸時代の時計もそうなっているし、子供の時は未来から時が流れていると感じている」(高城剛)

未来のその時が、今の自分を作っている。

習慣外の世界があること、その気になれば、習慣の外に出ることもできるんだっていうことは、想像だけでもできた方がいい。

経済はとっくに右肩上がりではないのに、いまだに上を目指せ、もっと働けという教育がまかり通っているのは、そうしてもらわないと困る人たちがどこかにいるからです。

自分は守られれいる、きっといい方に進んでいる、そういうふうにこの宇宙はできていると確信することを、人間は太古の昔から「神様」とか「愛」という言葉で呼んできたのかもしれない。

ひとつ大きなエネルギーの流れとして。

許さなくてもいつかみんな死んでしまうので、わざわざ許す必要はないと思います。

死んだらみんな許されてしまうので。

私も自然の一部として、自然な形で生きていけばいいんだと思いました。自然な生き方がよくわからなくっています。それを思い出すともっと自由に、愛を感じて生きていけるのかもしれない。

世界はどうしたって「わたしの意のまま」になるのです。

時の流れ方については、意識を変えて行きたいです。未来から今、過去に流れる。