ご機嫌よろしゅうございます

先週、突然茶道教室を見学し入門し、今日は第一回のお稽古でした。

先生の他、師範を持っている方が二人来られていたので、先生方のお点前を見学。

お稽古の冒頭で「ご機嫌よろしゅうございます」とご挨拶して始まります。
その次にもう一言挨拶があるのですが、忘れました・・・

正座した膝の前に小さな扇子を置くのですが、その扇子は境界を意味するそうです。

お点前をいただく際は、上座の方に対して「ご相伴いたします」、その他の参加者には「お先に頂戴いたします」とご挨拶し「お点前頂戴いたします」と伝えて頂きます。

他にもたくさん決まった挨拶、やり取りがあるのですが、冒頭の「ご機嫌よろしゅうございます」はとても美しい言葉だなと思います。

茶道を始め、日本の伝統的なお作法については、全然知識のないまま今に至ってしまったので、無知が恥ずかしい限りです。少しずつ馴染んで行きたいです。
祖母も母も茶道、華道、お琴など一通り習っていたようなので、昔はそれが普通だったのでしょうか。最低限の伝統的なお作法は身につけて大人になりたいものです(今から!)

今日は薄茶を一服、和菓子を2種類頂きました。慣れない状態で和菓子を食べるのも緊張しますが、美味しかったです♡ うち一つは、藤江屋分大という地元の和菓子やさんのわらび餅で、プリプリでとても美味しかったです。

母が独身時代に習っていた時のお道具を持っていったところ、そのまま使って大丈夫ということでした。
流派が違うと、袱紗のたたみ方にもちょっとした差があるようです。(母は裏千家で私が通い出したところは瑞穂流というところです)

お座敷の外にこのようなセットを用意してくださっていて、動作を教えて頂きました。先生が教えてくれる動きを真似するのに必死で、順序なんかは全く頭に入ってこない・・・です。それでも、ほんの少しずつ動作に慣れるのが面白いです。

私は物覚えが良い方ではないですが、先生が「あなたは物覚えが良さそうだから、普通は一度にしないんだけど、通してやりましょう」と言って、一通りの流れを2回繰り返してくださいました。

先生がそう言って、そばで教えてくださる時間が、貴重で愛おしい時間だなと感じられたことがとても幸せでした。

今ならYoutubeなどでサクッといろんなものを学ぶ機会があって、それはそれで便利だし、見て技を盗むだなんて古臭いやり方だ(寿司職人の話題)というホリエモン流の考え方にも賛同しますが、人生をかけて伝統を継承してきた先生を近くで感じることが、とても大事な経験なのだと思います。


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