2009年にNHKで3回ドラマとして放映された『ドラマスペシャル・白洲次郎』
後に大河ドラマ「龍馬伝」の監督をされる大友さん脚本、演出のドラマである(私は龍馬伝後に知って大興奮)
このドラマは裕福で育ちも良く、最高レベルの教育をしかも海外で受けた夫婦の物語でした。日本人同士の夫婦なのに、英語で会話してたりね…とんがり過ぎでしょ!って思うが、それが様になる、カッコよく自分の人生を本気で生きる夫婦。
GHQに「従順ならざる唯一の日本人」と言われた白洲次郎の自由奔放な青春時代から日本を一流の国にしようと奔走した時代まで、手に汗握りながら見て、彼らが作り上げた理想の未来で私(たち)は幸せに生きられているのだろうか?などと感じていた。
エリートにはその地位に見合った責任と義務があるというノブレス・オブリージュ(Noblesse oblige)という考え方が欧米にはあり、身分の高いものはそれに応じて果たすべき社会的義務と責任がある。
美徳として他人のために尽くす。彼は自分の思う原理原則に則り、ノブレス・オブリージュを実践した人物である。し、痺れるかっこよさ…選ばれた人間とも言える。 そこまでではなくとも、その気概は見習いたいと思った。
伊勢谷友介の白洲次郎、中谷美紀の白洲正子がそれはそれは美しくて…英語での会話も素晴らしく…今思えば大友ブルーの画面も美しく。物語からも美的感覚からも刺激を受けた大好きなドラマでした。(2009年はこれとドラマJINが素晴らしく、その流れで2010年の龍馬伝にハマるという流れ)
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そんな夫婦が戦況悪化に備えてに移り住んだ家(農家の家を改造しながら住んでいたよう)が残っていると知り、ずっと行きたかった無愛想をもじった「武相荘」へ行って来ました。
日程的にはアクセス悪いし、なんで今?と私も思ったけど、「行きたい!」と急に思った直感のまま行く事を決定。
急な声かけだったのに、ご一緒してくれた素敵なアーティストのお二人。センスの良い友達とセンスの良い白洲夫婦の邸宅跡でランチして邸宅を見学して、きゃっきゃ!してこれからの話や才能の話をして、楽しい一日でした。季節ごとに展示が変わるそうなので、また遊びに行きます。