マンガの影響が数十年かかって現実化した話

今やほとんど漫画を読むことはないのですが、好きな作家の作品だけ細々と書い続けています。

その一つが「花よりも花の如く」です。

学生時代に友達に何かの作品を借りて以降、ファンになって、過去の作品から買い集めています。

「エイリアン通り」
「CIPHER」
「ALEXANDRITE」
「NATURAL」
そして最新が「花よりも花の如く」(21巻)

前作の「NATURAL」からのスピンオフの登場人物なのですが、本作は能楽師が主人公です。

私がこの作家を好きなポイントは、

・登場人物がとても丁寧な暮らしをしている (品がある)
・丁寧に内観をする
・日本の伝統を大事に扱っている
・絵がしっかりきっちり描き込まれている

2001年からの連載で(今調べてびっくり!)、20年以上読み続けていることになります。

私はこの漫画を通して、日本の伝統文化を知らない自分を知り、内心恥じながら、憧れを持っていました。

コロナ禍をきっかけに始めたお稽古が、茶道に弓道。たまたまな流れではあったものの、ずっと心の奥底で願っていたことなんだな、と最新作を読んで気付きました。

更に!
記憶になかったのですが、登場人物達は、能楽師や神主でありつつ、「弓道」もするのです。

マンガ内の弓道のことは全く記憶になかったのですが、憧れの対象として刷り込まれていたのだな、と感じました。

従兄弟が学生時代に弓道をやっていた、とか、竹内涼真くんのゾンビのドラマで弓矢でゾンビを倒していたとか、直近の影響はありましたが、この20年以上かけての憧れが本命だな!と確信。スッキリ。

ついでに、本作には我が町「明石」も出てきたりします。今後の展開にわくわく。

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