兵庫県神戸市北区にある有馬温泉に行って来ました。
神戸の中心地である「三ノ宮」から30分で到着出来てしまう、都会に近い温泉です。電車でもバスでも同じくらいの時間のようです。アクセス情報はこちら。
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ちょっとレトロな神戸電鉄有馬線の「有馬温泉」駅で下車。もうすぐに温泉街が広がっています。
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公共の外湯は「金の湯」「銀の湯」のみで、あとは全て宿泊が必要です。
有馬温泉は歴史のある温泉で、6世紀には天皇の行幸があったそうです。時代が下り、豊臣秀吉が明智光秀を討ち取った後に、疲れを癒すために訪れ、現在に至るまで使われている、泉源の改修工事をしたそうです。現在の有馬温泉の繁栄は秀吉の英断の賜物と言えます。
有馬温泉の存在が知られるようになったのは、第34代舒明天皇(593〜641年)、第36代孝徳天皇(596〜654年)の頃からで両天皇の行幸がきっかけとなり有馬の名は一躍有名になりました。日本書紀の「舒明記」には、舒明3(631)年9月19日から12月13日までの86日間舒明天皇が摂津の国有馬(原文は有間)温湯宮に立ち寄り入浴を楽しんだという記述があり、それを裏付けています。
釈日本紀によると、孝徳天皇も同じく有馬の湯を愛され、大化の改新から2年後の大化3(647)年10月11日から大晦日還幸までの82日間、左大臣(阿部倉梯麿)・右大臣(蘇我石川麿)をはじめとする要人達を多数おつれになり滞在されたとの記述があります。