トーマス・クック破産申請に寄せて

今日の驚いたニュース。

トーマス・クックの破産申請・・・!!

英旅行大手トーマス・クック、破産申請 旅行者15万人の帰国作戦が開始

創業178年の英旅行代理店トーマス・クック・グループは23日、ロンドンの裁判所に破産を申請した。追加の資金調達交渉が合意に達しなかったため。英民間航空局(CAA)は、同社が「直ちに営業を停止した」と発表した。トーマス・クック・グループは、「近代ツーリズムの祖」とも言われる実業家トーマス・クックが19世紀に創業した老舗旅行代理店が母体だった。

BBCより

昔、ヨーロッパを鉄道で旅した頃。

今のようにスマートフォンがなかったので、紙の時刻表は必須で、トラベラーズチェック(T/C)を買って現地で通貨として使ったり、両替していました。

鉄道ファンでもないのに、小さな字で書かれた時刻表を読み、次に乗る電車を決める作業は、なかなか大変でしたが、謎解きのようで楽しかったです。が、大変だった。。

iPhone X (4mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO40)

この二冊を持って旅行をした時は、1ヶ月半、西ヨーロッパを旅しました。

友達と二人で旅をしましたが、私が旅程全般の担当だったので、かなりプレッシャーでした。友達からは全てお任せ〜英語も話せないし〜だったので、毎日アドレナリン大放出だったと思います。(ひどい寝言を言っていたそう)

ロンドンから始まって、パリ、マドリッド、トレド、リスボン、セビーリャ、コルドバ、タンジェ、アルヘシラス、タンジェ、マラケシュ、マラガ、グラナダ、バルセロナ、ニース、ヴェネツィア、ピサ、ローマ、ナポリ、アテネ

たった90日でこれだけ移動しょうとすると、最初はロンドンで1週間くらいゆっくりして、あとは毎日移動。リスボンでは、警察のガサ入れにあったり、スペインではマーケットから抜け出せずに丸一日いたり、途中で友達と喧嘩したり、友達と別れて2日後に別の国で合流したり、スリにあったり、ハシシ(麻薬)を売りつけられそうになったり、ロストバゲッジしたり、いろんな日程変更はありましたが、旅行へ行く前に、これくらいは行けそうかな?と思ったルートでほぼ周遊できました。

iPhone X (6mm, f/2.4, 1/60 sec, ISO64)

こんな細かい時刻表。日本ですら時刻表なんて見ないのに・・・

iPhone X (4mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO32)

セビーリャからの鉄道が毎日出ていないことを前日に知って衝撃を受け、結局バスで移動したような記憶がありますが、どうやってバスを買ったのか・・・

行き先させ決まっていれば、旅先ではなんとかなるもんですね。(深い)

iPhone X (4mm, f/1.8, 1/30 sec, ISO32)

これによって、同社のツアーでイギリスから国外を旅行している15万人以上を無事に帰国させるため、平時で最大規模の帰還作戦「マッターホルン作戦」が開始された。イギリス人観光客を帰国させるため、22日からすでに乗客のいない旅客機がイギリスから海外へ向けて相次ぎ出発していた。

英政府は、政府とCAAが数十のチャーター機を調達したため、トーマス・クックに手配して海外に出国している旅行者は全員、無料で帰国させると発表した。

CAAは、「トーマス・クックを通じた全ての予約は、フライトも海外旅行も含めて全て、キャンセルされた」と発表。「これほど長い歴史を持つ会社が営業を停止するのは、利用客や従業員にとって大変気がかりなことに違いなく、影響を受ける全ての人のことを思っている」と述べた。

BBCより

政府がこれだけ尽力して旅行者を救済してくれるって、心強いですね。同様のことが日本で起こったら、どうなるでしょうか。

旅行者が旅を楽しんで、無事に帰宅できますように。また、トーマス・クック社がこれからどうなるのか?時刻表でしかお世話になってませんが、ありがとうございました。