5月から、矢崎智子先生の「患者様のためのIFS講座」(第4期)を受講しています。
「望む現実に生きていない」「自分が何を望んでいるのか分からない」そして、「自分自身を愛すること」が上手く理解できず、どうすればいいのか分からない。もやもやと迷っていた時に目に飛び込んできた講座でした。[2時間×6回、Zoom開催]
IFSについて、講座の紹介より引用します。
IFS(Internal Family System Model)とは?
IFSは、米国のリチャード・シュワルツ博士により体系立てられた、トラウマ治療を得意とするエビデンスのある心理療法であり、30年以上の歴史があります。
人間を深く理解するのに適したモデルであり、心理療法の枠を超えてさまざまな分野で応用され、現在世界中に広まっています。
マインドフルなあり方を促し、「Self」と呼ばれる「大いなる自己」に目覚めることを促します。
自分のパーツを知ることは、自分を愛することの大きな助けとなります
自分を愛することは、病気を治す上で、とても重要です。
自分を犠牲にしたり、批判したり、軽んじたりすることは、「すべての病気の元」と言えるストレスを生み出し、病気を起こしやすい状態にします。
IFSを学ぶと、自分の心の中にいる様々な存在を知って、その健気な働きに驚きます。
「私の一部が、こんなことを考えていたなんて・・・」
それまでは、「なぜ私はこうなのだろう?」と受け入れられないでいた自分の一部に対しての理解や、思いやりの気持ちを持つことができます。
IFSでは、独特の方法で自分自身を理解し、真に自分を愛することを促していきます。
講座の中では、IFSについて座学で学んだ後に、矢崎先生の誘導で、瞑想をしながらイメージワークをします。
初回はIFSについてもパーツについても初めてだったためか、自分のイメージングが合っているのかどうか?気になってそわそわしてしまいました。2回目、3回目の講座では自分の心の中の声と向き合えて対話が出来たように感じます。
ちょっと恥ずかしいですが、1〜3回の講座のワークで、私がイメージしたことをご紹介します。
(今後受講をご検討されている方は、ここで読むのをやめておく方がいいかも)
1回目 <パーツマッピングエクササイズ>
Apple iPhone X (4mm, f/1.8, 1/50 sec, ISO32)自分の中にどのようなパーツがいるのか?探すワークでした。
メモには理想の私、なりたい私、嫌だと思っている私が書かれています。
3歳くらいの泣きわめく私も感じました。
パーツに良し悪しや正解はなく、人物だとも限らないそうなのですが、書き出してみて、これが私の中にいるパーツか?と聞かれると、よく分からない。なりたい自分、嫌な自分を書いただけかも?と、スッキリしない感じがした初回のワークでした。
最初ですからね、と先生からあたたかくフォローいただきました。
学びを深めた次回以降に期待!
2回目 <プロテクターと仲良くなる>
パーツの出来方や種類について詳細を教わった後にワークをしました。どのようにしてパーツが生まれるのか?について理解が深まったためか、イメージーワークが順調にできました。
テーマ:無価値感、反抗する自分 (自分で設定します)
・体の中の「丹田」あたりに力がない=自分の芯がない かな?からスタート
・自分の存在が分からない、拠り所がわからない
・親には大切にされたけど、、、
・弟を可愛がったのに、泣かせたと怒られた
・弟たちと仲良くしたいのに、いじめてしまう
・弟たち同士で仲が良いので憎らしい
・お姉ちゃんとして尊重されていないと感じる
・勉強を見てもらっている最中、父にゲンコツされて嫌だった
・弟たちよりも下手に出る・卑下する
・弟たちを敵対する
・弟たちや義妹たちを優先して、自分を「下座」に座る なぜ?ともやもやした
・未婚で子供がいないから劣等感がある
・もっと尊重されたい
これらの象徴が
・「シンデレラ」パーツかなと思ったら違った
今話したいのはシンデレラみたいな強くてしたたかな存在じゃないので、そばに退いて貰った
ふと思い浮かんだのは全然違うパーツでした。
・「天邪鬼」パーツ
・自分にはどうしようもない強い力に押さえつけられた、理不尽に押さえつけられている
・不器用で、愛すべきキャラクター
・頑張っている
・どんな風に役に立っているか?「力を出す」・・・?
・今していることをやめたら「空気のような存在になるのが嫌」
・天邪鬼パーツを弱めないと思うパーツもいる(四天王?)
・4歳くらいのお雛祭りで嬉しい私が思い出されました、とても女の子らしい「お姫様」でいたい感覚のパーツ?
天邪鬼のイメージングの最中に、涙がスーッと出てきました。そっか、そうだったんだ。という感じ。
※ 小さい時の家族写真を見返すと、私も弟たちも、祖父母や両親、親戚の叔父叔母からとても大事に可愛がって育ててもらっている事がよく分かります。もっと尊重されたい気持ちはあるものの、弟たちとも仲は良いです。(大人になってからそれぞれと一緒に旅行をした事があります)
3回目 <パス・メディテーション(道の瞑想)>
扱いたい状況、テーマ(トレイルヘッド=登山道の入口)から、パーツをアンブレンド(分離)して、いかに本来の自分(セルフ)として歩いていくか?というエクササイズ。
テーマ:結婚 (自分で設定します)
トレイルヘッドで待機している時
見えている道は明るい
いろんなパーツが登場
・6歳くらいの男の子:寝転がって、いいんじゃない?行ってきたら?って言っているけど、私の方が見ない
・大人 女性、男性 いろいろなパーツ
何人かいたけど、快くトレイルヘッドで待っていてくれることに了承してくれました。
私の背筋は伸びて、すっきり均整の取れた体で、足取りは軽く歩いている。
進んでいるうちに、山道から農道の様な道に入った。
そこでは、母親の様な、への字眉にお母さん的パーツが、心配顔で「大丈夫?」と現れる。
「大丈夫だよ、進むよ」というと、にっこり眉毛になってトレイルヘッドへ戻ってくれた。
透明な何かが空から私を見守ってくれていたけど、「大丈夫だよ」と伝えると、それもトレイルヘッドへ戻ってくれた。
前方から黄金色で眩しくて、前へ進むのを阻んでいたパーツがいた。
「何歳だと思っているの?」と聞くと、「13歳」という回答
実年齢を言って、「大人だから大丈夫だよ」と伝えると
去っていく様に見えて、納得できていない感じ。去らない。
行く手を阻む眩しい輝き、眩しくて先が見えない。先へ進めない。
眩しい黄金色のパーツが私を包んできたので
「どうしたの?キラキラしてるね」と話しかけたけど、無反応でトレイルヘッドへ戻らず。
「私は自分の力でキラキラできるみたいだから、大丈夫だよ」と伝えたけど、トレイルヘッドへ戻らず。
「私は前に進みたいし、変わりたいと思っている」と伝えると「変わって欲しくない」という声が聞こえました。
「変わっても、私はもっと幸せになるし、あなたももっと幸せになるよ」と伝えました。
農道からトレイルに戻ろうとしたら、一気に伊勢志摩スカイラインのドライブウェイみたいなところへワープ。
海が見えて気持ち良いな〜という感じ
手を広げて、体が軽くて、透明な感じ
そのまま空に飛んだり、自分が大きくなったりした。
爽やかで軽やかだな〜 という感じ
トレイルヘッドに戻ってきたら、たくさんのパーツがあたたかく迎えてくれました。
その時に、ちょっと外から見ている自分を感じました。
最後の最後に、軽やかになった自分はセルフじゃなくてパーツなのか?ちょっと疑問を持ちつつの帰還でした。
行く手を阻まれるという感覚と、先へ進んだという感覚もありました。
登場したプロテクターのパーツに、それぞれの役割や何を心配してくれているのか?を聞くのを忘れたので、講座の録画を見ながらエクササイズを試してみようと思います。
3回目でパーツとの会話を初めて体感した気がしました。
瞑想の経験はほとんどありませんでしたが、丁寧に誘導頂けるので、頭の中でイメージする事が出来ています。
今後の講座で、さらにどんな事が体験できるのか、とても楽しみです。
受講中の講座:患者様のためのIFS講座