初めての弓道

5月11日、近くの公園で開催されている弓道教室「令和4年度初心者弓道教室(平日コース)」の初回に参加して来ました。
5週にわたって、5時間×5回の講座です。

道具など何も用意せず、手ぶらで参加でき、受講費用も11,000円という破格のお値段です(県のイベントとはいえ安過ぎない?!)。
昔からやってみたかったので、今回参加できてとても嬉しいです。

近くの公園といっても、大きな県立の公園で、とても立派な弓道場があります。
何かのアニメの聖地でもあるそうです。

初めて中に入った弓道場、綺麗でびっくり・感激です。

弓道場の裏手の広い空間に机が用意されていて、初日の午前中は座学でした。

一人ずつ大きな封筒が用意されていました。

講義に入る前に、開校式がありました。コロナ禍の影響で過去2年は教室が開催できず、3年ぶりとなるそうです。定員も15名のところ、参加したいというリクエストが多かったそうで、20名に増員されていました。

ちなみに、私は申し込み順位は1位でした。
というのも・・・去年の春に弓道教室がやっているのを見つけて、申し込みの電話をするも、既に満員ですと言われて涙を飲みました。
秋にも教室があるようなので、開催の案内が出るのを定期的にチェックしていたのですが、コロナのせいで中止になっていました。
そして今年!3月頃から弓道場のホームページをチェックし始め、募集開始の日時を確認し、開始時間の1分前から電話を鳴らし始め・・・9時ちょうどにかかり、無事に申し込みをすることができたのです!やったね!笑

続いて講師の先生による「矢渡し」の儀式が執り行われました。
かっこいい・・・もちろん的中です。

この弓道場は、のじぎく国体の会場にもなったという、近畿県内随一の立派な施設です。(のじぎくは兵庫県の県花)
ハンカチ王子が登場したのがこの国体でしたね〜

儀式を終えたところで、いよいよ講義に入ります。
矢渡しをされた先生が、弓道に関する基本的なことから教えてくださいます。弓矢の道具の名前とか、基本動作について。

先生のお話からは、ご本人が弓道が大好きだということも伝わってくるのですが、多くの人に弓道に親しんでほしいという願いも感じられました。こうやって弓道教室へ参加する私たち生徒に対する感謝と愛情が伝わってきて、話を聞きながらジーンとしました。

弓道は武道でありながら、体力勝負でないので、いつまでもできるスポーツだとのこと。70代後半から初めて90代で現役の方がおられるそうです。
試合はハンデなし。

武道は精神修行、人生修行。
人を傷つけないように。

武道が初体験の私でしたが、勇気が出ました。
始める時が一番若い!

今回の講座の参加者も20代から70代くらいまでおられるんじゃないかな〜?という印象です。

この初心者向けの講座を終えると、弓道場に出入りして練習できるのかな〜?!(まだそこまで分かりません)

先生方は紋付袴の正装で、練習に入る頃には紋付は脱がれていました。

配布物の確認です。

軍手と、丸いものは鉉を巻く道具、白い手袋のようなもの「したがけ」は、右手にはめて、その上から「カケ」という硬いグローブのようなものを嵌めます。

詳しい講座に入る前に、一同この板の間にて、挨拶の仕方、歩き方・座り方、曲がり方を教わりました。右手に国旗が掲げられているのですが、出入りするときにはそちらへ挨拶をします。

歩く時は膝を曲げずに、伸ばしたまま摺足で歩きます。

午前中の講義の最後に、弓道場全体を案内していただきました。

段が上の方になると、「遠的」といって、遠い的を打つことができるようになるそうです。初心者は「近的」からです。

遠的(えんてき)は、全日本弓道連盟弓道競技規則によって定められた、弓道競技種目の一種。射距離は90メートル (m), 70 m, 60 m, 50 mの4種あるが、現在では60 mが一般的であり、ほとんどの遠的用弓道場は60 mで設計されている。

ウィキペディア(Wikipedia)

近的(きんてき)は、全日本弓道連盟弓道競技規則によって定められた、弓道競技種目の一種。射距離は28メートル。的の直径は36センチメートル。的中制と採点制がある。的中制の場合は霞的か星的を用い、採点制の場合は霞的を用いる。
現在の国体弓道競技は、的中制近的競技と、得点制遠的競技 (60メートル) の二種から成る。

ウィキペディア(Wikipedia)

弓と矢がたくさん用意されていました。

国旗と兵庫県旗。
間には「平常心是道」と書かれた掛け軸がかかっています。その下にはたくさんの表彰状が置かれていました。

弓道の心得が書かれた額が掲げられています。精神鍛錬の部分が大きいそうです。

午後からは、実際に道具を装着して、射法八節の練習になりました。

女性は胸当てをつけます。

つるつるすべる板の間の上で、①の足踏みをするのも大変です。肩幅よりちょっと広く足を開いて踏ん張るのですが、普段使っていない筋肉を使うので、立っているだけでしんどい。

②でちょっと背伸びをして上半身をちょっと前傾で固定するのですが、これも普段しない姿勢なので、保つのが大変!

④〜⑧は手の動きが美しく、自分でやっていて惚れ惚れします。笑

ただ、この時点ではまだ弓は持っておらず、練習用の道具を使用しています。「ゴム弓(ごむきゅう)」というそうです。

ひたすら繰り返し射法八節を練習しました。

生徒が20人に対して、講師の先生は7〜8人いらっしゃって、細かく細かく指導してくださいます。

なんて贅沢な・・・ありがたいなあと思います。

練習用の道具で何度も練習した後は、いよいよ弓の準備です。弓を引く時間はなかったということで、準備だけでしたが、自分用の弓を選んで、弦を張りました。

細い弓をしならせて弦を張るのはちょっとドキドキしました。

練習した後は、担当に分かれて片付けです。床をモップで拭いたり、的を片付けたり。毎回担当が割り当てられていて、今回の私の班、1班の担当は掃除でした。

5時間の講義、時間としてはあっという間でしたが、慣れないことに一日中向き合っていたので、ぐったり疲れました。

来週も楽しみです!

朝は雨でしたが、雨は止んで素晴らしい五月晴れとなりました。


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