弓道のお稽古(2022年10月)

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1回目:10月4日(火)

今月1回目、通算12回目

初心者は私含めて2人でした。
先生方についていただいて、みっちりお稽古。

今日は月初めのお稽古とかで、いつもと違ってバタバタしていました。
射場で弓を引いて、会長?に講評をいただく時間がありました。

巻藁のある練習場で座射の動き方をおさらいしてから、射場に入って初心者2名も(少なくとも私は)訳も分からずその集団に混ざって、弓を引いてお話を聞いて…
(実際、声が届かなくて、何をおっしゃっているのかわからず)

何事も場数で経験なので、こういう訳の分からない経験はかなり好きです。(他の初心者さん達はちゃんと訳がわかってるかもですが…)
訳が分からないのって初めての今だけだから、とても貴重な時間だと感じるんですよね。2回目からは既に知ってる経験…面白さ、楽しさが全然違う。

私は新しい経験をしている瞬間が好きなんだな〜(その当事者としての意識とそれを少し上から見ている意識がある)

巻藁でのお稽古も汗だくになりましたが、暑い中先生方にはとても丁寧に指導いただきました。感謝の気持ちでいっぱいです。

今日の指摘事項は

  • 礼をする際、手のひらに少しだけ水を貯められるように丸くし、手の甲を前面にして両脇に垂らす
  • 執り弓の姿勢の時、手の位置は腰骨の位置・頭の上から紐で引っ張られているように姿勢をただす
  • 足をグッと力を込めて踏み込んで、丹田にも力を込めて姿勢を保つ(忘れがち)
  • 矢をつがえる時は目の高さで(どうしても低めに持ってしまう)
  • 引き分けの時、左手で弓を前に押し出し、右手は後ろ下に引きながら、十文字の姿勢を作る(イマイチ理解、体感出来ていない)
  • 離れ(矢を射る)がし辛い
  • 弓構えの時に腕を丸く形作る(木の幹を抱くようなイメージ)
  • 両腕を丸く抱えたまま、前方へ向けて掬い上げるように上げていくが、形を変えず(私は上に伸ばし過ぎていた)打ち起こして大三の姿勢へ
  • 肩が上がりがちなので、肩を上げずに腕だけを上げる
  • 離れの時、右腕で後ろにいる誰かを殴るような勢いで手を離す
  • 他にも、射場に入る時のお作法はいろいろあるのですが、整理して覚えられていないので、記録できない

私にとっては厳しく感じられる指導もあり、伝え方や今の時代にそれはないわ〜というのもいくつかありましたが(昭和の体育会系のイメージ)…今の段階で私が何か出来るわけではないので、なるほど..と聞きました。

毎回機嫌良く通っている中で、ちょっと面倒に感じてしまう瞬間です。こういうのが積み重なると通うのが嫌になりそうなので、出来るだけさらりと流して、面倒に思うのは避けたいところです。

今日は弓道のお稽古しかしていないのに、ぐったり疲れて帰宅後の夕方に2時間くらいお昼寝してしまいました。
好きとはいえ、新しい体験はエネルギー使っているんでしょうね。緊張して交感神経優位になっているでしょうしね。蒸し暑さもあり、もう顔から頭から汗かきまくりで大変でした。

帰宅後に汗臭くならない速乾性のスポーツ用TシャツをAmazonで検索しまくったのですが、これ!というものが見つからず。
オススメがあればぜひ教えてください。

暑い中、よくお稽古頑張りました!えらいえらい!私♡

2回目:10月18日(火)

今月2回目、通算13回目

今日は初心者2人たくさん人がいた。
週末に九段に合格した偉い先生が来られてお祝いをするとかで、大きな垂れ幕が用意されていた。

巻藁射場で座射の動き方と射場での歩き方を練習し、何度か巻藁に引いた後、ひたすら射場に出て弓を引く練習。

10月の初心者講座がもうすぐ終わって次の初心者さんたちが入ってくるからか?!、独り立ち出来るように?!、という意図なのか、ひたすら射場での練習だった。

ご一緒した方も、先生達が付きっきりで教えてくださるのも今のうちだから今月来れるだけ来ている、とのこと。
そうだよねー。私もそう思っていたけど、いろいろ詰め込んで疲れていたので休養優先して、2週間来れなかった。残りの数回は出来るだけお稽古に来よう。

そう簡単に独り立ちは出来ないので、先生方がつきっきりで指導くださる。
今日は何度か左腕に鉉が当たった。弦が当たるのが怖いので体が逃げている。弓を持つ左手の向きや握り方、力の込め方がまだ曖昧。

とは言え、射場に入って、弓を構えて、矢をつがえて、放つところまでなんとか一通り出来るようになってる!当たらなくても垜 (安土)までは何となく届いてる!(今日はバウンドして的に当たった)

弓道って、弓を構えて矢を引くだけなんだけど…
上手く自分の身体を使って、身体と呼吸とを合わせて動くという、自分と向き合う奥深い世界です。疲れました。

3回目:10月21日(金)

この週末は九段になられた先生の祝賀会があるとかで、14時半頃からバタバタとみなさんが準備されていました。(新人は巻藁のお稽古)全国から偉い先生方が集合するそう。兵庫県の弓道関連のイベントがある時は、こちらの弓道場が使われるそうです。「凄い素敵な弓道場で練習してるのよ」と1人の先生がしみじみおっしゃいました。

弓道は十段が一番上だそうです。今日は何度か巻藁で練習した後は、初めて射場で「座射」で弓を引きました。初めてだしドキドキ。出来るかどうかは分からないけどやるしかない。

並んで待っている間に、前の人たちの動きを見て復習し、なんとか無事に入場して準備して弓を引いて..と一連の動きをこなす事ができました。(実際に弓を引く時には先生が横で細かく指導下さいました)

今日の指摘事項:

  • 大三の時に右手首が後ろすぎない、前過ぎない、おでこの上くらいで止まるように、右肘の位置は固定
  • 大三から引き分ける時、右腕はそのままの高さで後方に動かし、耳の後ろを通るように下に下げて行く
  • 的を見る顔は首の胸鎖乳突筋がくっきり出るくらいしっかり前方を見る
  • 弓と弦を持ったまま右腕を内側に捻って引く(矢の落下防止にもなる)
  • 左手で弓を押すのと同じ力で右手で弦を引く

まだまだ先生が横について下さる状態での練習なので、指導に甘えながらのお稽古なのですが、全てにおいて注意されていた頃(暑い夏)から比べると、上手く引けてると褒めていただけたり、手順がようやく自分の頭の中で整理されてきたりしています。先生方による手取り足取りの量が減って来て、嬉しいやら寂しいやら。

何事も…天才でない限り、身体が覚えるには練習の量ですなー。今日は初心者講座同期のみなさんが4人来られていました。わいわい。

今月3回目、通算14回目

公園の南側では菊花展の準備
公園の北側では農林漁業祭の準備

4回目:10月25日(火)

今月4回目、通算15回目

涼しくなったな〜と公園の中を通りながら。

今日は初心者講習でご一緒していた方達3名と一緒に練習しました。巻藁射場で座射の立ち居振る舞いを復習してから、射場で座射。その後何回か巻藁の練習をしてから、射場でひたすら立射のお稽古。

最初に巻藁で引こうとした時に、右手にカケを付けていないことに気づき、先生と大爆笑
初めてのことで、びっくり。なんだか右手が軽いな〜って思ったんだよね。こんな鈍臭いことをしても、みなさん暖かく…笑ってくれました。

精神修行でもある弓道だからか、穏やかで暖かい方ばかりです。茶道も同じだけど、繰り返し練習することで体が覚えるものであり、また極めるには非常に奥深いものだからか、間違いばかりの初心者を責めたりせず、出来なくて当然、むしろずっと長く続けられるようにフォローくださる言葉や教えて下さる姿勢がありがたいです。

「手の内10年」と言って、左手の弓の握りが出来るようになるのに10年掛かると言われているほどとか…

初心者講習の頃からずっと細々と注意をして下さっていた先生からは「綺麗になった」「上手になった」と褒めていただきつつ、別の先生からの指摘事項も沢山あり、あたふたと実践、反省..
自分1人で出来ることが少しずつ増えると嬉しいです。

指摘事項:

  • 肩に力を入れない
  • 打ちおこしの時は右腕の肘から上げる
  • 大三の時は右肘はそのままで、右手首は左腕に引かれるまま前にずれるだけ
  • 左手で弓を握る時、中指、薬指、小指は浅く握る
  • 弓を握る左手はうかさず、しっかり握ったまま
  • お腹に力を入れて立つ
  • 会の姿勢の時、右手の甲は上を向かないで、後ろを向いているように

写真は弓道のアニメ映画「ツルネ」のポスターこの写真を撮った後、剥がされて欲しい人たちがジャンケン争奪戦を繰り広げられていました

弦音(ツルネ)とは弓道で、矢を放った際に、弦が弓の上部(関板や姫反など)を打つ音

5回目:10月28日(金)

今月5回目、通算16回目

神戸での歯列矯正の後、また我が街明石に舞い戻り弓道のお稽古へ。今日は巻藁のお稽古はせず、いきなり射場で座射をし、その後巻藁でのお稽古を経て、何度か立射。そして巻藁で練習。

座射では、膝で立って矢を番えるのですが、その時に弓がグラグラしてしまうことを指摘されました。
↓座射の流れ
http://ecoecoman.com/kyudo/howto/07_zasha.html

まだ先生方がついてくださるし、細かく注意される事項もたくさんあるのですが…まだぼろぼろなのですが…

先生方が「もう大丈夫ね」「1人で引けるね」「胴着や道具を買っても良いのよ」なんて側まで来て口々におっしゃるので、「えー!まだ手取り足取り指導してください〜」ってなりました。

決して、独り立ち出来るほど上達したという意味合いではありません。そんな簡単に手の内、呼吸など出来るようにならない、時間がかかる前提で…「今までみたいには付きっきりで構えないけど、1人で射場に入って練習頑張ってね」位の意味合いかと…

10月度の新人さんたちの講座が今週末で終わるので、新たな新人さんたちが来られます。今までのように手厚く付いては貰えなくなるのは事実。それを見越して、今月は出来る限りお稽古日に参加しています。

座射や立射の流れや動きはようやく頭に入って、自分で動けるようにはなりました。流れは分かってもまだ的には当たらないし、腕や顔に弦が当たるし…ってな感じです。

5月に習い出してから半年!
まだ半年なような、もう半年のような。

弓道のお稽古に来られている方達は、みなさんどなたも親切です。新人の私たちにあれこれ丁寧に教えて下さり、お世話して下さいます。
そう言った姿を見て、自然と代々下の世代に恩返ししていくのでしょうね。

今日の指摘事項:

  • ざーっと軽く流して弓を引いてしまわないで、呼吸を意識して、ゆっくり動作すること
  • 足元は一度決めたら、何度も足踏みしない
  • 大三の時に握った手の形はそのまま、弓を回しす
  • 肘で弓と矢を起こす
  • 大きく胸を開くように引く
  • 頭の上からすぐ斜め下に引いてしまわず、高い位置で弓を引き、耳の上を通って下がって行く
  • 肩が上がらないよう、肩甲骨を使って動かす
  • 射場に入ったら前(横)の人に合わせて動くが、横は見ないこと

今あるもので代用が効くなら、形から入らないタイプです。弓道のお道具は全て借りる事が出来ます。テニス用のスポーツソックスでお稽古をしていますが、足元がもたつくので、足袋だけ用意しようかな…。着物用と同じで良いそうです。

弓道もスポーツですが、効率化されていないというか、古い伝統的なもの(精神面、振る舞いや関係性など)を受け継いでいる部分があります。その辺を奇妙に感じる気持ちもあり、反面敢えて楽しんでいるところもあり。染まりきっていない今だからの感覚だろうと思います。敢えてのアナログを楽しむ感じ。

お疲れ様でした。

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