表裏

最近、年下の女性たちと話していて感じたこと。

一人は職場の30歳前半の正社員の女性。

Aさんとします。

3人の子供を育てながら仕事をしています。

少し前から席が隣になり、気づいたことが

ガサツで女っぽくないこと。

毎日、服装や髪型も整っていないし、体型も

小太りで、ちょっと重そう。

毎朝、バタバタとオフィスに来て、足元に

ぽいっとリュックやショルダーバックを

捨て置いています。(というように私には見える)

声も大きくて、騒々しい。

正直私は最初、隣になって

困ったなあ〜と思っていました。

仕事中にうるさい人は苦手なのです。

しかし、

親との関係がイマイチで18歳で

大学へ進学した際に家を出た、

などの話をしているうちに、

Aさんの良さはメンタルの強さと安定感なんだな、

という風に見えてきました。

それを機に、不思議なことに

がさつさやおしゃべりなところについては

あまり気にならなくなりました。

もう一人は、職場の20代後半の派遣社員の女性。

Bさんとします。

美人でお洒落で、のんびりしているかに見えて

テキパキと事務処理をこなしてくれる働き者です。

美人の天然さん?にありがちな、不思議発言も

ほとんどありません。また、うっかり凡ミスも

少なくて、もしミスがあったとしても

にこやかに

「間違えちゃいました〜、どうしましょうか?」

と落ち込むこともあまりなく、解決策を求めてきます。

おじさんたちのつまらない話にもニコニコ対応し

嫌な顔一つせずに、日々淡々と働いています。

私は、両親にも友達にも可愛がられて、

のびのびと天真爛漫に育ってきたんだろなあ、と

思っていました。自己肯定感高めな人という印象。

ところが、3人兄弟(お姉さんと弟さんがいる中間子)の

真ん中のBさんはお母さんからキツくあたられて育ち

1年前にようやく実家を出て、今は友達や彼氏と

自由に過ごし、ちょっと距離が出来たお母さんとも

旅行をする仲良しになれたそうです。

Bさんは、多くを望まず、ほどほどが一番、と

常日頃言っているんですが、達観したかのような

言葉が私に染み渡る今日この頃です。

3人目は、20代前半の

ボイストレーニングの先生、Cさんとします。

音楽の専門学校を出て、ピアノや歌の指導をしている

アイドルが好きな先生です。

私は自分の声を綺麗に出せるようになりたくて通っています。

精神的な詰まりが声の出し方にも

関係している気がしていて、

そういう話を最近よくするのですが

「爆発してしまいましょう」

「自分と向き合いましょう」

「詩を書いてみましょう」

「自分のままでいいですよ」

など、まっすぐな瞳で言ってくれます。

一回り上の長女のお姉さんが、

優等生で色々我慢して

親のいいなりになっていたところ、

最近我慢しきれず爆発(=自由に振る舞い出した)

したのを目の当たりにしたそうで、それに基づくアドバイス。

あとは、自己表現を求められる

芸術の世界で学んできたので、

自分を出すことがいかに難しいか、

大切か、恥ずかしいか、を

身を以て体験してきているそうです。

自己開示をしてみようと思って、自分に向き合っている。(かな?)

そうすると、周囲の人への興味が湧いてきたみたいです。

人の人生にちょっと興味を持ったところ、

年齢関係なく、一人一人の人生から

得るもの学ぶものが多いなと気づきました。

表面から分かることの少なさと、

一人の人生の内側にたくさん詰まった経験と学び。

今まで、自分に興味を向けていなかった

もしくは気づかないふりをしていた。

周囲の人にも関心がなかった。

(ごく少数の人たちと理解し合っていればいいや、と思っていた)

勿体無いことをしたな〜

でも、自分に向き合って、周囲の人とも向き合っていく。

これからもっと人生楽しくなりますよね。

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