写真をツールに自分に向き合う

昨日、写真展とトークショーに行って来ました。

Apple iPhone X (4mm, f/1.8, 1/294 sec, ISO20)

初めての個展だそうですが

ご自身の内面との向き合い方が

とても本気で真剣で深くて・・・

心から感動しました。

SONY ILCE-7M3 (70mm, f/5.6, 1/80 sec, ISO800)

(↑ 借りたSONYのフルサイズミラーレスカメラで撮った写真 めちゃくちゃ綺麗・・・!)

美人で優しい方なので、とても愛されて

天真爛漫に生きてきた方なのか、と思っていたら

・・・とてもハードな人生を送られていました。

2年前のある出来事をきっかけに

一人で生きられるようになった、というようなことを

話されていましたが、私なら生きる事に対して

絶望してしまうような出来事です。

何ヶ月もかけて自分と向き合って

写真展の精度を上げようと

仕事も上の空だったそうです。

写真学校で働く傍ら、

個展の準備を勧めてこられたそうですが、

写真のことで頭がいっぱいで、

周囲が見えず、仕事にも集中できていなかったそうです。

でも周囲のスタッフと先生方が暖かくサポートし

本人の満足の行く完成度まで持ってこれたそうです。

写真は抽象的なものばかりで、人物は

一人も写っていませんでした。

一番興味があるのが自分だから、と

分析されていました。

それは、親子の関係で、自分の存在が

曖昧で、必要とされていないのでは?

と感じていた過去があったからでした。

高校を20代になってやっと卒業するほど

色々あったそうです。

写真を通して自分のことを知る作業。

興味があるのは自分のこと。

写真家デビューのトークショーだったのですが

アーティストの話として聞いているようでした。

何かに渇望するからこそ、それが表現になる。

そして今後は作り上げた作品や経験が道具となり

いろんな人と会って世界を広げていくことが出来る。

芸術家が生まれた瞬間を見た気がしました。

写真学校の先生手作りの

サングリアとカナッペで乾杯しました。

先生は、スタッフの人たちに、嫌なことはしなくていい、

と伝えているそうで、みんな出来ないことは出来ないし、

しないそうです。自己申告するそうです。

みんな好きな事と出来る事だけをするので、

そこは出来ないと言えないし、責任を持ってやり遂げる。

校長先生はじめ、社会や

大きな組織には不適合な人が多いですが

みんな幸せそうです。

自分は存在していいんだ、と

思って働けている感じがしました。

そのあり方にも感動し、ついサングリアを飲み過ぎました。

生き方、働き方。

自分の才能を有効に使って生きるのが幸せ。

Apple iPhone X (4mm, f/1.8, 1/15 sec, ISO64)

Apple iPhone X (4mm, f/1.8, 1/15 sec, ISO50)

Apple iPhone X (4mm, f/1.8, 1/15 sec, ISO64)
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