まだ毒出し中

今日、初めてのEAPの面談を受けました。

EAPとは”Employee Assistance Program” の略で、従業員支援プログラムの事です。積立有給や傷病休暇を使い切って、本格的に「休職」に入るので、復職支援のサポートを受ける外部プログラムです。

勤務先が提携している事業者よりカウンセラー(保健師)を紹介され、1時間ほどオンラインで話しました。

入社してから今に至るまでの経験や、休む時の職場の状況などを伝えました。

丁寧に話を聞いてくださり、
「活躍していた貴女の才能を活かせず、旧態依然として、もう(年齢的に)終わりが見えている(変わりたくない)人たちとの職場は辛かったですね」
「毒がじわじわ溜まっていたんだと思います」
「その職場での数年間で溜まった毒が抜けて、復帰するにはまだしばらく時間がかかりそうですね」
といったようなコメントを頂きました。

会社には、復職にはまだしばらく時間がかかると報告する事になるそうです。

「自分の人生を無駄遣いしていたような数年間だった」「職場にいる事自体が苦痛だった」「会社が自分に合ってない」というような話をすると、ネガティブすぎて、胸が詰まって、まだ涙が出てくるのですが・・・
「何年もかけて傷を負っている状態です。すぐには治りません。フラッシュバックのようなものです。」とも説明されました。

自分が思っているより、私の心は深くダメージを受けているんですね。本当にその間、無自覚でした。

それすらも、心を殺して感じないようにしていたのかも知れません。心を殺して毎日過ごしていたから、理由もなく体がしんどく感じて、寝たら起き上がれず、無気力だったんですね。
メンタルクリニックでも同様の内容を言われて、何度か聞いてはいるのですが、改めて聞いても新鮮に感じます。受け入れたくなかったのかな。(いい加減、受け入れましょうね、私・・・)

「今後復帰をする場合」という話になった時、会社の仕組みについてずっと不満に思っていることが吹き出しました。
人事は社員のことを考えて、いろんな施策や制度を整えてくれているものの、個人のキャリアをより良くする、という点については個人の努力任せであり、配置先については、その時の需給によるため、運任せみたいな感じなので、キャリア構築が難しい。人をものや頭数としてしか捉えていない。
組織であれば、どこでも同じかも知れないし、自分の力不足なのかも知れないのですが、上手く、各自が持つ能力や才能を活かせていない部分が大きい。そう感じている。

というのも・・・
一時期、東京で働いていた時(2013年から3年間)人事分野の仕事である「人材再配置」や「リソースマネジメント」の仕事に携わっていたからです。
会社の経営戦略に沿って、重点事業に無機質に人を再配置していく。個人の事情や気持ちは基本的には考慮しない。
それって・・・ターゲットとなった社員は、上司からろくに動機付けられず異動させられ、望まない仕事をするって事です。(上手く動機付けられる人もたまにはいましたが、ていのいい追い出しです、要は)
その身になって考えただけで辛い。

当時、私は再配置先の組織力アップや個人の才能や能力を活かす組織づくりが出来ないかとあれこれ調査して情報を共有したものの、夢物語として取り合ってもらえなかった。やはり目の前のプロジェクトや事業に「とりあえず人を移してしまうこと」が最優先事項だったのだ。会社の上層部を通しての方針がそうだった。失望してました。社員の扱いに。
その部署での仕事も、大きなミッションではあるものの、自分の役目として担うのは辛かった。

最終的には、社員の基礎能力(技術力)の底上げ教育をしていく、という方針に振れたので、結局リソースマネジメントとは・・・?で霧散してしまった印象です(3年で部署を異動になったので最終的な顛末はわかりません)。

IT業界では、人のことを「工数」として扱う。
開発プロジェクトに必要な労働時間数や期間から、プロジェクトに必要な人数を割り出す。その時空いている人がメンバーとして割り当てられる。そのビジネスモデルで事業が成り立っている限り、人は感情や生活を伴わない、数字と同じ存在なんだろう、と思う。
その意識で育ってきた人たちが管理職や経営、バックオフィスを担当するため、システム開発を担っていない部署でも、その開発現場の思想が色濃く根付いている。
そして、誰でもシステム開発を手先でちょちょいと出来てしまうという発想があり(昔取った杵柄でもあるが)、1万人ほどいる大企業なのに零細企業のように、ローカル化されたExcelやAccessなどで作られたシステムもどきが社内に散在し、知っている人だけが知っている謎の作業や知識・ノウハウがあったりして、属人化甚だしい。本当にITの会社なんだろうか?優秀な人たちもたくさんいるのに、閉塞感や行き詰まる感じがする。
私の被害者妄想だろうか?

今のままでは、仕事や会社に対して前向きに考えるのは難しい。

途中から愚痴一色になってしまいました。まあしょうがないよね。そう思ってるんだもんね(受け入れ)

働かずに、習い事を始めたり、フラフラしている状態の私をどこか責める気持ちがあるのは確かです。でも・・・それもしょうがないよね、と受け入れつつ、時間をかけて自分の人生を修復し、魂が輝く方へ方向転換して行きます。

「私は**がしたい」と心から思えるように、自分の内側の声を聞いて、やりたいことをやって、引き続きエネルギーチャージをしていきます。

転職の魔王様
今日読んでいた本。
生き方やキャリア選択について、小説仕立てでわかりやすく書いています。本当の自分の望みは?を知るためのヒントを得られるかも知れません。
読みやすくて、オススメ。


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